- 遊んでくれてありがと つまらなかったわ じゃあね
- アタシが死んでも(主人公)はアタシのこと、ずっと覚えてくれる?
などなど、数多くの名言を残してきたマリベル。
今回はそんなマリベルのキャラクターの魅力を、名セリフと共に紹介していきます。
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この記事の内容は、下記のYouTube動画でも解説しています!
マリベルとは?
マリベルが初登場するのは、2000年発売のドラゴンクエスト7からです。
「ひとは、誰かになれる。」をキャッチコピーに
PS用ソフトの歴代出荷数第1位を獲得した超人気のナンバリングタイトル
茶色のクルクルヘアーでオレンジ色の頭巾を被り、どこかまだ幼さが残る顔立ちをした美少女ちゃんですね。
出身は主人公と同じ生まれの漁村「フィッシュベル」。
そこの網元の娘として生まれた彼女は、自宅が大きな屋敷と、村ではかなりのお嬢様です。
ただ、平和すぎる世界に対して飽き飽きしていて、毎日の日々にもうちょっと刺激が欲しいということで、主人公とキーファと共に冒険の世界へと繰り出す、お転婆娘でもあります。
時代に早すぎたツンデレキャラクター
特に彼女は、
「時代に早すぎたツンデレキャラクター」
とも言われ、当時のプレイヤーに多くの衝撃を与えたキャラクターです。
実際、幼馴染である主人公に対しては、
自身の思ったことをズバズバとモノ申す毒舌家として本領を発揮します。

ただ、いつも文句ばかりを言うだけでなく、たまにしおらしい態度でデレの発言や行動をとってくれるのも彼女の魅力ですね♪
別の記事では、ツンデレヒロインたちのツンデレエピソードを紹介しています!
会話システムを普及させたマリベル
このように彼女が冒険で活躍するのは、もちろん戦闘面もありますが、
やはり彼女が輝いたのが、火の玉ストレートのように相手の懐にズバズバと投げ込める、
彼女特有の発言力ですね。
特に、ドラクエ7から搭載された会話システムによって、
より彼女のよさが引き出されるようになっています。

今では、この仲間会話システムが当たり前のようになっていますが、ここまで普及させた一因には、間違いなくマリベルの功績があってこそですね!
ドラクエ7から登場した会話システムとは?
ドラクエ7から登場した会話システムとは、誰も居ないところで、
「はなす」コマンドを入力することで、冒険中に仲間たちとおしゃべりができ、
仲間たちとのよりリアルな冒険感を味わえるシステムのことです。
ドラクエ7からシリーズ初の仲間会話システムが登場

いつも後ろから付いてくる仲間たちと、ちょっとした会話ができるようになっただけで、冒険の楽しみが一つ増えた感じですね!
今ではこの仲間との会話システムが、当たり前のようになっていますが、
ここまで普及させたのは、間違いなくマリベルの功績だと言えます。
というのも、マリベルは目の前で起きた出来事に素直に反応してくれるので、
それが楽しみでついつい話しかけたくなるようになっていました。
実際、ドラクエの生みの親である堀井氏も、
当初は、キーファ王子との男二人旅を予定していたそうです。
「種泥棒」でおなじみのキーファさん
ですが、会話システムを充実させるためにということで、
急遽予定を変え、マリベルというキャラを生み出しているくらいなんですね。

たしかに男二人旅だと、むさくるしい感じがしますもんね…笑
では、この会話システムによって、彼女がどれだけの名セリフを残してきたか。
イベント中に起こる会話も含めて、彼女の有名なセリフを紹介していきます。
有名なセリフ集
遊んでくれてありがと、つまらなかったわ じゃあね
まず、マリベルの代名詞と言えば、
「遊んでくれてありがと。つまらなかったわ じゃあね」です。
ツンデレヒロインの登場
1時間も2時間も遺跡について調査し、ようやく魔物の世界に行けたって時に、
マリベルがズバッと言うセリフですね。
冒険に連れてきてくれたことに対しては、お礼を言いつつも、
言いたいことは正直に言ってのける。
この発言は、まさに彼女がどういうキャラクターであるかが、凝縮されたセリフです。

しかも、ここから初めて魔物と遭遇してしまって、またさらに文句を言われるんですよね笑
魔物との初めての遭遇に動揺を隠しきれないマリベル
まさに彼女は、「プレイヤーの代弁者」とも言え、思っていることを正直に話すからこそ、
- 彼女は何を話すんだろう?
- 何を思っているだろう?
と、プレイヤーがより彼女と会話をしたくなるようになっていましたね。
アタシが死んでも(主人公)はアタシのこと、ずっと覚えてくれる?
次の有名なセリフが、
「アタシが死んだら (主人公)は、アタシのことずっと覚えててくれる?」です。
両想いだった男女の最期を、見届けた時に発言したセリフ
これまでのマリベルは、基本的には主人公に対して毒づいた発言を連発していましたが、
男女の虚しい生き様を見てしまった時は、彼女らしくないしおらしい態度で、
主人公に対してこのセリフを言います。

この質問に「はい」か「いいえ」と答えるのも、プレイヤーと会話しているような感じで、すごくいいんですよね!
ちなみにこの問いに「はい」と答えると、
「ふーん、だったらアタシも、あんたのことずっと覚えてあげようかな」
と、心の奥底に眠る主人公への本当の気持ちを打ち明けてくれます。
何だかんだ主人公のことをかなり意識しているマリベル
「時代に早すぎたツンデレキャラクター」と呼ばれるのも納得のセリフです。
その他のセリフ集
「いやーん。魔法がないとマリベルこまっちゃーう」
といった、戦闘中にぶりっ子っぽい発言をしたり、
「フ、フ〇チンですって。命令よ (主人公)
もう2度とこの人に話しかけるんじゃないわよ」
といった、下ネタを嫌う発言があったりと、
鬱展開の多いストーリーのなかで、微笑ましい話題を提供してくれます。
直接的な表現であったため、3DS版からはこのセリフは廃止されています…

マリベルちゃんのおかげで、ストーリーの鬱具合がどれだけ和らいだことか…。
このような感じでマリベルは、多くの名言を残すことになり、
仲間会話システム共々、プレイヤーに受け入れられたわけです。
他作品での活躍
マリベルは他のシリーズでも活躍の場を広げます。
ナンバリングタイトル
ナンバリングタイトルからは、ドラクエ9で登場し、彼女の見た目装備がもらえたり、
いただきストリートシリーズからは、ドラクエ&FFの30周年作品で、
いつもの毒舌ぶりを発揮したりしています。

ドラクエウォークやドラクエライバルズ、ドラクエタクトといったアプリゲームでも活躍していますね!
ドラゴンクエストヒーローズ2
色々なシリーズに登場している彼女ですが、その中でも、
今回取り上げたいのが、ドラゴンクエストヒーローズ2です。
ドラゴンクエストヒーローズは、
戦国無双といった無双シリーズを基にして一人一人のキャラクターをプレイヤーが操作して、物語を進めていくアクションRPGです。

まさかドラクエのキャラクターたちが無双シリーズに出るとは思わなかったので、このコラボはかなり嬉しかった記憶がありますね。
マリベルは、もう一人の仲間ガボと共に、
ドラゴンクエストヒーローズ2から登場し、この作品でも相変わらずの毒舌と、高飛車ぶりを発揮しています。
相変わらずの漫才劇で笑いを届けてくれたマリベル×ガボ
ただ、どうしても彼女の見た目からか、ヒーローズの登場キャラたちからは、
お嬢ちゃん呼びされて、子ども扱いを受けてしまいます。

マリベルは設定上16歳らしいですけど、実際この体型って年相応ですよね。むしろ、17歳設定のゼシカがおかしいだけな気がします笑。
あまりにグラマーすぎるゼシカさん
さらにヒーローズ2では、ドラクエ7では装備できないブーメランが使え、
彼女の華麗なブーメラン捌きを見れます。

ヒーローズでは違和感なくブーメランを使いこなしていますから、主人公に隠れてかなり練習していたんでしょうね笑
さらにブーメランだけでなく、メラ系の呪文やルカナンといった魔法も使え、ルカナンで相手の守備力を下げて、
ブーメランで殴るという、意外と肉弾戦が得意なキャラとして本領を発揮するようになります。
自分で操作ができる、しかも3Dで動き放題となれば、マリベル好きには
たまらない仕様になっています。

もちろん、ストーリー自体もかなり面白いものなので、プレイしたことない方は、ぜひ手に取ってやってみてくださいね!
まとめ
というわけで、ここまで名セリフと共にマリベルの魅力について紹介してきました。
最後にマリベルの魅力をまとめると、
- シリーズで初めての会話システムを普及させた張本人
- 鬱展開のストーリーを和らげてくれるほほえましい会話
- 友達のような感覚で接してくれる女の子
これからもマリベルは、このスタンスで私たちプレイヤーを楽しませて欲しいものですね。
このサイトでは、他にも色々なキャラクターを解説していますので、気になる方はぜひぜひご覧ください。


YouTubeでも「ドラクエ愛好会」として、活動しているので、ぜひそちらも遊びに来ていただけたらと思います!
それでは、また!
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今までのシリーズでは、魔物が当たり前にいる世界だっただけに、
このように普通に暮らしてた女の子が、魔物に遭遇してあたふたするのを見ると、
私たちプレイヤーと同じ目線な親近感のあるキャラとして確立しました。